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コツコツ防災|防災訓練を日々の生活から考える

ミサイルに対する備え

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ミサイルに対する備え

防災トランプ開発者の福本です。
本記事はざっくり言うと「ミサイルに対する備え」について具体的に何ができるのかについて考えてみた内容を掲載しています。

防災トランプとミサイルに対する備え

身近な地域に向けてミサイルが発射された
防災トランプのお題の1つに、「身近な地域に向けてミサイルが発射された」というものがあります。下記に重なる部分もあるのですが、「緊急メール等が配信されてから」「ミサイルが着弾するまで」の具体的な行動がハッキリしないため、これまで開催してきたワークショップの中で大切だなと感じていることを軸に整理してみようと思い立ったのが執筆の動機です。
※防災トランプは通常のトランプルールで楽しみながら様々な防災に関するお題について話し合うという主旨のツールです。
外部リンク:防災トランプ公式サイト

ご注意

本記事の内容は「平時」に読み備えることを想定して書かれた内容です。
着弾直前、着弾時、着弾後に読まれる場合は参考にならない(実行できない)内容も含まれている可能性があることをご了承ください。
また、執筆者はミサイルの威力やその被害についての専門家ではなく、「自分と家族のための防災訓練」の一環として「ミサイルに備える」には住民の視点で「なにができることなのか」を考え、執筆しています。調べ途中のこともありますので、後日追記・修正していく内容もあります。

弾道ミサイル落下時の行動について

2017年4月21日に、内閣官房国民保護ポータルサイトにて「弾道ミサイル落下時の行動について」の記事が公開されました。

290421koudou2

290421koudou1

<引用元>外部リンク:国民保護ポータルサイト


おそらく多くの人が、この情報だけを見ると「具体的な行動」について詳細なイメージが湧かないのではないかと思います。

  • 弾道ミサイル→着弾後の被害についてイメージがわかない
  • Jアラート→ニュースで見た(聞いた)ことはあるけど…
  • 防災行政無線→家にいるときに聞こえてくる警報?
  • 特別なサイレン音→どんな音?
  • 緊急速報メール→何か登録する必要があるの?
  • できるだけ頑丈な建物→どの建物?どうやって見分ければいいの?
  • 行政からの指示に…→どんな指示?いつくるの?

等々、専門家であれば判断できるかもしれませんが、そうでなければ咄嗟に判断できず、迷ったりパニックになったりと本来避難行動にあてるべき時間を浪費してしまう可能性が否めません。

※2017年6/22 追記
神奈川県が3分程度の動画に避難の流れのイメージが湧く動画をアップしましたので紹介しておきます。

弾道ミサイル落下時にとるべき行動例


弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&A

同日に、内閣官房国民保護ポータルサイトにて「弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&A」の記事が公開されました。
一問一答形式で回答されています。「問い」をクリックすると、回答が表示されます。

(答):北朝鮮から弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する場合、極めて短時間で日本に飛来することが予想されます。
例えば、平成28年2月7日に北朝鮮西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から発射された弾道ミサイルは、約10分後に、発射場所から約1,600km離れた沖縄県先島諸島上空を通過しています。なお、弾道ミサイルの種類や発射の方法、発射場所などにより日本へ飛来するまでの時間は異なります。
(答):ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためには屋内(できれば頑丈な建物)や地下街など(地下街や地下駅舎などの地下施設)へ
の避難が有効だからです。
(答)すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下街などがあれば直ちにそちらに避難してください。それができない場合は、できるだけ窓から離れ、
できれば窓のない部屋へ移動してください。
(答)爆風で壊れた窓ガラスなどで被害を受けないよう、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。
(答)車は燃料のガソリンなどに引火するおそれがあります。車を止めて頑丈な建物や地下街などに避難してください。周囲に避難で
きる頑丈な建物や地下街などがない場合、車から離れて地面に伏せ、頭部を守ってください。
(答)高速道路を通行している時など、車から出ると危険な場合には、車を安全な場所に止め、車内で姿勢を低くして、行政からの指示があるまで待機
してください。
(答)弾頭の種類に応じて被害の様相や対応が大きく異なります。そのため、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努
めてください。また、行政からの指示があればそれに従って、落ち着いて行動してください。
(答)弾頭の種類に応じて被害の及ぶ範囲などが異なりますが、次のように行動してください。

・ 屋外にいる場合は、口と鼻をハンカチで覆いながら、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内の部屋または風上に避難してください。

・ 屋内にいる場合は、換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉してください。

<引用元>外部リンク:国民保護ポータルサイト

上記QandAを通じてわかること

QandAを読んでみてわかることは

  • 弾道ミサイルは警報がなった後すぐに着弾する(1,600kmを10分)
  • 警報がなったときにいる場所で行動する内容が変わる
  • 基本的には地下・堅牢な建物に避難
  • 爆風・破片の被害が怖い
  • 情報収集に使えそうなのはテレビ、ラジオ、インターネット

あたりなのではないかと思います。

ミサイルに対する備えの考え方

ミサイルに対する備えの考え方を構造的に整理すると

  1. ミサイルによる被害を知ること
  2. ミサイルによる被害を減らす方法を知ること
  3. ミサイルの発射情報を迅速に得る方法を知ること
  4. 自分がいる場所に応じて適切な行動を選択し、すぐに実行すること

が挙げられます。
本記事では特に「4.自分がいる場所に応じて適切な行動を選択し、すぐに実行すること」に焦点をあてて執筆します。

ミサイルによる被害を知る

消防庁の資料によると、弾道ミサイル攻撃の特徴として、

発射の兆候を事前に察知した場合でも、発射された段階で攻撃目標を特定することは極めて困難極めて短時間で着弾が予想され、弾道の種類を着弾前に特定することが困難
<引用元>外部リンク:消防庁

とあります。
また、「弾頭」の種類により想定される被害が異なります。
同資料によると、通常弾頭、核弾頭、生物剤・化学剤の3種類に分けられ、着弾後に弾頭が特定され、それに応じた避難措置に関する指示がなされます。

  1. 通常弾頭による被害
    • 着弾時の爆風と破片による被害、それに伴う可燃性物質の引火等による火災が想定されます。
  2. 核兵器攻撃による被害
    • 核爆発による熱線、爆風及び初期核放射線による被害

    • 熱線、爆風などで物質の燃焼、建造物の破壊、放射能汚染の被害が短時間にもたらされる
    • 放射性降下物、中性子誘導放射能による残留放射線の被害
      ※放射性降下物は爆心地から風下方向に拡散する
  3. 生物剤・化学剤兵器による被害
    • 生物兵器攻撃
      • 生物剤により重篤な症状を引き起こす可能性がある
      • 潜伏期間に感染者が移動することにより被害が拡大している可能性がある
      • 使用される生物剤の特性によって二次感染の被害が拡大するおそれがある
      • ex)天然痘、ペスト、炭疽菌、ボツリヌス菌
    • 化学兵器攻撃
      • 化学剤により重篤な症状を引き起こす可能性がある

      • 一般的に化学剤は、地形、気象などの影響を受けて、風下方向に拡散し、空気よりも重いサリンなどの神経剤は地をはうように広がる
      • ex)神経剤(サリン、タブン、ソマン、VX)、窒息性肺刺激剤(ホスゲン、ジホスゲン)、びらん剤(マスタードガス、ルイサイト)、窒息性化学物質(塩化シアン、青酸)


ミサイルによる被害を減らす方法を知る

1945年8月6日、広島に原爆が投下された後、
20日後の広島において半数の人が生存した爆心地からの平均距離を場所別に整理すると、

場所
爆心地からの距離
全体平均
1.28km
コンクリートビル
0.19km
学校(木造校舎内)
0.72km
学校(校庭)
2.08km

という結果になっています。
つまり、
遠くの屋外(学校の校庭)にいた人よりも、近くの屋内にいた人の方が生存している
ことがわかります。
また、
遠くの木造校舎内にいた人よりも、近くのコンクリートビルにいた人の方が生存している
ことがわかります。
この根拠は1945年に原爆が投下された際の効果を1977年に核兵器の効果として米国防総省・エネルギー省がまとめた報告がなされています。
それを消防庁側が翻訳した資料を根拠にしています。
<引用元>外部リンク:消防庁

よって、
爆風、熱線等を「遮蔽する」ことが重要であると考えられ、「地下施設や堅牢な建物」に避難することが推奨されます。
避難施設としての適性度を高い順に示すと、以下の順序となります。

地下施設 > コンクリート造施設 > 木造施設 >> 屋外

上記施設が身の回りにあるのかないのかを調べることが被害を減らす方法の1歩目となります。

また、生物・化学兵器による被害の場合は
密閉性の高い施設、風上に位置する施設に避難することで被害を減らすことができます。


ミサイルの発射情報を迅速に得る方法を知る

予めミサイルの発射情報を迅速に得る方法を知っておく必要があります。
国民保護のための情報伝達手段
<引用元>外部リンク:国民保護ポータルサイト

上記の図はどのように情報伝達を行うかのフロー図になるのですが、大事なのは一番右の欄になります。
住民が情報を入手する手段は「テレビ、ラジオ、防災行政無線、メール」が指定されていることがわかります。

また、国民保護に係る警報のサイレン音は以下のリンクから聞くことができます。
btn_w_siren_over2
<引用元>外部リンク:国民保護ポータルサイト

また、国民保護に関わる緊急メールについては以下のリンクに詳しい内容が掲載されています。
外部リンク:国民保護に関する情報の緊急速報メール配信を開始しました
iPhoneの場合の設定確認方法は、
「設定」→「通知」→「緊急速報」をON で受信することができます。

緊急速報の受信


自分のいる場所に応じて適切な行動を選択し、すぐに実行する

「1.ミサイルによる被害を知ること」、「2.ミサイルによる被害を減らす方法を知ること」、「3.ミサイルの発射情報を迅速に得る方法を知ること」のそれぞれの内容は様々な人にとって共通の知識となるものが多かったのですが、「4.自分のいる場所に応じて適切な行動を選択し、すぐに実行すること」については個別にひとりひとり考えておく必要があります。
その理由は、ミサイル着弾時に「どの場所にいる可能性があるのか」はひとりひとり異なるからです。
そして、警報発令後に「じっくり調べて考え判断する時間はない」と考える方が賢明です。

「すぐに実行する」ためには、

  • 自分のいる場所はどこか?
  • その場所に応じた適切な行動とは何か?

を予め決めておく必要があります。
以下、考え方について書いてみます。

自分のいる場所はどこか?

細かくあげればきりがないのですが、以下の分類で考え始めると整理しやすいと思います。

自宅・自室

学校・職場

よく行く場所

ミサイル着弾時(その他災害時の場合も)に、自分がいる場所はどこかを確実にあてることはとても難しいです。
一方で、「自宅・自室」、「職場・学校」に加えて、「個人的によくいく場所」の3パターンを押さえればある程度書き出すことができます。

移動

そして、さらにそれらの場所を結ぶ「移動経路(徒歩、自転車、車、電車)」を押さえれば、
ミサイル着弾時に、「自分がいる可能性が高い場所」を網羅的に認識することができます。


その場所に応じた適切な行動とは何か?

「自分がいる可能性が高い場所」がわかったら、その場所に応じた適切な行動を考える必要があります。
まずは「避難する必要性」がある場所かどうかの判断です。それぞれの場所で以下のうちのどれにあてはまるかを調べておきます。

地下施設 > コンクリート造施設 > 木造施設 >> 屋外

避難する必要性がない場所の場合は「屋内の避難方法」を実践する必要があります。
以下、避難する必要性がある場所の場合の考え方を記します。

自分がいる可能性が高い場所の近くに避難施設があるかチェック

緊急メールを受信した後に、「自分がいる可能性が高い場所」からミサイルが着弾するまでの時間は「数分」です。
そのため、ポイントとしては、

  • 移動可能な時間を算出
  • その時間内に移動可能な距離の算出

となります。

移動可能な時間の算出

移動可能時間を算出するためには、いる場所によって、「移動時間」の他に「外に出るまでの時間」や、「避難先で衝撃に備える時間」などがかかったり、かからなかったりします。

  • 外に出るまでの時間:30秒以上

    ※3階以上にいる場合はさらに時間がかかります

    ※外にいる場合はかかりません

    ※子どもがいると靴を履かせるのに+1分程度かかりました

  • 避難先で衝撃に備える時間:30秒以上
  • 電車、車、自転車で移動中の場合は、乗り物に乗り降りする時間が必要になります。

    ※くれぐれも他の方が避難する際の妨害にならないように身勝手な駐停車は避けるようにしてください。

木造家屋1階にいて、着弾までの時間を5分とすると、移動にあてられる時間は健康な大人のみの場合でも4分、子どもといる場合は3分程度と計算できます。
(あくまでも実体験に基づくものであり、正確な数字ではない点ご了承ください。)

移動可能な距離の算出

100m計測

家族に協力を依頼して、自宅近くの歩道(幅員広め)で、大人3名の安全管理のもと、複数の条件で100mのタイムを計測しました。
自転車については坂道を考慮した移動速度から算出し、車については法定速度から算出します。
※車については個人的にあまりお勧めできません。理由は短時間における移動距離は長くなる期待ができますが、乗り降りに時間がかかること、安全な駐停車が難しいこと、道路が混雑している場合も十分想定されること、車内にいる際にミサイルが着弾した場合、燃料等が引火する可能性があること等様々な阻害要因が考えられます。

測定時のコンディション

項目
内容
ほぼ無風
路面
舗装されているコンクリート
父親 35歳
スーツ・革靴
母親 35歳
普段着・スニーカー
小3(女)
普段着・普段の靴
小1(男)
普段着・普段の靴
幼稚園年長(男)
普段着・長靴(なぜか)


測定結果

条件
タイム
家族で普通に歩く
98秒36
父親(全力)
16秒39
父親(長く走る想定の力)
25秒
母親(全力)
17秒21
小3(女)(全力)(運動苦手)
24秒59
小1(男)(全力)(運動得意)
22秒95
幼稚園年長(男)(全力)(運動得意だけど長靴)
40秒98
母親が幼稚園年長(男) (17kg)をだっこして走る
31秒14
母親が幼稚園年長(男)(17kg) をおんぶして走る
27秒86
父親が小3(女)(21kg)をだっこして走る
32秒78


4分(健康な大人のみの場合)、3分(子どもといる場合)というと短いようですが、全速力で走るには長いです。
つまりバテます。バテると転んでけがをしたり、かえって長い距離を走れなくなるかもしれません。
長い距離を走る想定で走るとスピードが落ちます。(上記表の父親の場合は100mあたり+9秒)
危機的状況下ということで後先考えずに最後まで走りきれたとしても、

条件
移動可能距離(範囲)
健康な大人のみの場合
4m/秒 × 240秒 = 960m
子どもといる場合
3m/秒 × 180秒 = 520m

(※上記数字は個人差があります。より移動できる距離が長い人もいれば短い人もいます。)
となります。
走ってみた感想ですが、普段から体調を整えておくことがとても大切だと痛感しました。


避難場所の抽出

上記表の父親の場合は、「よくいる可能性が高い場所」から960m以内、子どもと一緒の場合には545m以内に推奨される避難場所があるかどうかを探しておきます。

既出ですが、避難施設として適性度が高いものは以下のとおりです。
地下施設 > コンクリート造施設 > 木造施設 >> 屋外

もう少し具体的に示しておくと

  • 地下施設:地下鉄、地下街、ビルの地下
  • 頑丈な建物:鉄骨・鉄筋コンクリート造
    ex)学校、ビル、病院、公共施設等が考えられますが事前に管理者に問い合わせて確認する必要があります。

    ビルや施設の場合は時間帯や曜日によっては休日で施錠されている場合もあります。

  • さらに、生物・化学兵器に備えると、
    密閉性の高い屋内:めばりをすることや換気回数を減らすことでも効果が見込める
  • 風上:その際にならないと風向きはわからないので安易に判断しないこと

    木造施設にいて、コンクリート造施設や地下施設が上記範囲内になければ避難せず、衝撃に備えて屋内避難に専念したほうがよいという判断になります。
    無論、屋外にいるのはまずいので、木造施設に避難することが望まれます。

    自分のそばに子どもが一緒にいない場合

    子どもがそばにいない時にミサイル着弾に関する緊急メール等を受信したらとても不安になります。
    その時になってから考えるととても大変ですので落ち着いて行動するためにも想定可能なパターンを検討しておくとよいと思います。
    基本的には「自分がいる可能性が高い場所」と同様に「子どもがいる可能性が高い場所」をリストアップします。
    さらに、下記表のように時間軸でそれらの場所を整理します。
    kazoku
    例えば、14時頃にミサイル着弾に関する緊急メールを受信した場合にはオレンジ色の行が示す場所に家族・子どもがいる可能性が高いということになります。
    この場合は子どもたちは「小学校」や「幼稚園」にいる可能性が高いことがわかります。

    子どもの場合は、「小学校」や「幼稚園」にいる先生・管理者の判断のもと、避難行動を取ります。そのため、予め施設を見学しておき、どのような避難行動を取るのか・取らせるのかについて管理者より情報を共有してもらうこと、さらに校舎内においてどこが安全であるかの確認を子どもと一緒にしておくことが有効であると考えられます。
    ミサイル着弾の場合は緊急メール受信後、子どもを引き取りに行くなどは時間的に困難であるケースが多いことが想定されます。
    そのため、その後の安否確認の連絡手段を決めておくことはとても重要です。

    また、小学生以上の子どもは登下校中などの場合、大人と一緒に行動をしていないことも想定されます。
    ミサイル着弾の場合は、「屋内に避難すること」が重要になりますので、登下校ルートを子どもと一緒に確認し、避難できる屋内がどこなのかを決めておきましょう。
    子どもがひとりで自宅にいる場合などは電話で連絡させる手段や安否確認伝言ダイヤルの使い方を教えておくことが重要となります。
    また、後述する「屋内での避難方法」についても教えておく必要があります。
    また、ミサイル着弾後はみだりに屋外を歩かせないように注意する必要があります。理由は生物・化学兵器等が使用されているかどうかは事前に把握することができないためです。
    ミサイルの弾頭がどのようなものであったかは行政からの指示を待つほか、ラジオ、テレビ、インターネット等で情報収集を行い判断する必要があります。

    屋内での避難方法

    屋内で受ける被害として具体的に挙げられているものが「爆風・破片」です。特に窓などの開放部は衝撃に対して弱いため割れます。
    割れた破片等で怪我をしないために下記の避難行動が推奨されています。

    • 窓がない部屋に避難する
    • 窓がある部屋の場合はできるだけ窓から離れる
    • 換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉する
    • 姿勢を低くして頭を守る

    上記以外にも個人的には破片や衝撃に備えて「布団や毛布にくるまっておく」、「カーテンをしめておく」、「雨戸をしめておく」ことも有効かなと思います。

    おわりに

    そもそも論としてはミサイルを撃たれないようにする、迎撃する等で脅威を排除することが望ましいですが、完全に対応できる手段はないというのが現状です。
    そのため、私たちひとりひとりが「自分と家族のための防災訓練」を考え実施することで、有事の際に避難行動に時間を充てられるよう備えておくことが大切だと考えています。
    防災訓練というと仰々しいですが、家族や子ども、大切な人たちと歩いたり、話したりコミュニケーションを楽しみながら実施できると有意義な時間となるのではないかと思います。
    長文駄文で恐縮ですがみなさまの家庭における防災の一助になれば幸いです。

    にちよう防災教室

    毎月第2日曜日の午前中に上大岡駅のウィリング横浜で「防災」をテーマにした交流の場を開催しています。
    目的は「自分と家族のための防災訓練」を様々なトピックで考える場をつくることです。
    防災ゲームの体験、時事トピックスの学習、サバイバルグッズの制作、防災グッズの実験などについてコツコツ取り組みます。
    大人数のときもあればスタッフ+1名みたいなときもあります。
    参加費は大人100円(高校生以下は無料)です。
    ※ロケットストーブづくりなどの材料費がかかるものは別途頂くときもあります。
    2017年5月14日 上大岡開催 にちよう防災教室
    興味がある方は、是非、お気軽にご参加ください。

    The following two tabs change content below.
    福本 塁
    1982年生まれ。3児の父親。「防災トランプ」開発者。神奈川わかものシンクタンク代表理事。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程。日常の会話になかなか出てこない「身近な危険」や「災害」について個人の体験談や考えを、楽しく、世代をこえて話し合う場をつくる活動を行っている。
    福本 塁

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