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コツコツ防災|防災訓練を日々の生活から考える

防災の授業を楽しく 実施する方法①玉村町立南小学校の事例

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防災の授業は難しそう。

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防災トランプ開発者の福本です。
防災の授業はなんだか難しそう…そう思う方は多いんじゃないでしょうか。

僕自身は防災の専門家…までの道のりは遠い状況ですが、これまで関東を中心にあちこちにお呼び頂き、講演回数も数えてみたら157回。アンケートを見ると、多い感想が「楽しかった!」。ということで、「 防災の授業を楽しく 実施する」方法について、防災トランプの活動報告を兼ねて僕なりにお伝えしたいと思います。

授業の実施概要

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2015年11月25日に、群馬県佐波郡玉村町立南小学校からご依頼頂き、5限・6限と防災の授業を行ってきました。対象とする学年は6年生で2クラスあり、合同開催という流れで全部で54名を対象としました。

きっかけ

玉村町の社会福祉協議会の新井さんが防災トランプについて興味を持って頂き、プレイリーダーを取得し、地域で防災について考える場づくりを行うための基盤を整えてくださいました。小学校3~4年生を対象に地域のボランティアさんたちと協力して防災トランプを既に実施しており、小学校6年生については、「防災について考えるお話をしていただきたい」ということでお呼び頂きました。

授業の構成

授業の構成は、①地域防災についての話(30分)、②防災トランプの体験(45分)、③みんなで発表会(15分)、といったシンプルな構成です。

準備したこと

ヒト:児童54名(5-6名で10グループ)、教師2名、ボランティア10名ちょっと、保護者約10名、福本、新聞記者
※指導者が1人でも頑張れば80人くらいまでは教えられます。その場合はちょっと特殊なやり方になるのですが、また別途記事を書きたいと思います。
モノ:スクリーン、プロジェクター、PC、防災トランプ10個、付箋、筆記用具、机、イス
※プロジェクター等は必須ではないですが、コミュニケーションを促すためには便利です。
バショ:給食室(ランチルーム)
※ようは広めの教室です。少し離れてグループを配置できると、グループ内での声がきこえやすくなります。

授業の出だし

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 書くまでもないですが自己紹介が重要だと思っています。僕の場合は、名前、年齢、3児の父親、どんな仕事をしているのか、今日来た目的などを話します。例えば、年齢なら、「みなさん(児童)のお父さんお母さんと比べてちょっと若いくらい」、などなるべく子供たちがイメージできるように話します。

話の内容

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 「トランプからはじまるちいきぼうさい」というお題で、子どもたちに「地域防災」の重要性を伝えられたらなと思ってお話を用意しました。地域防災自体、子どもたちにとって耳慣れない言葉である可能性が高いので、「トランプってやったことある?」とか、「防災って今まで学校で習ったことがあるかな?」など、「事実や出来事の有無」を確認する質問をします。そうすると、回答する立場としては、今までの体験をベースに「Yes」か「No」かどちらか答えるだけなので、「間違ったことを言ってしまうのではないか」という不安が少なくなります。序盤の緊張した雰囲気の中でも、子どもたちは答えやすく、この日はほぼ全員が反応してくれました。

飽きさせない話し方

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 とにかく答えやすい質問をしていって、緊張をほぐしつつ、徐々に考えさせていく流れをつくることがお互いにとって進めやすいと思います。少し実例を紹介しますね。例えば、スクリーンに「防災」と漢字2文字だけ大きく表示させて、「これ何て読む?」と聞いて、答えてくれたら、正解として「ぼうさい」と表示する。
とても単純で、「そんなの書かなくてもわかるよ」という方も多いかと思いますが、この「単純さ」が子どもたちの緊張をほぐし、クラス一丸となる連帯感を意識してもらうきっかけになるのだと思います。
※あまり上手ではないかもしれませんが、実際のやりとりを音声ファイルで残しておきます。イメージを沸かせたい方は聞いてみてください。僕の声は「マイクあり」でそれ以外はマイクなしです。

「防災」これ何て読みますか?の例(12秒)

答えることに慣れてきたら「少し考える」質問をします。例えば、「みんな『災害』と言ったら具体的にどんなこと思いつくかな?」と聞いてみたりすると、子どもたちは「火事」、「地震」、「津波」、「台風」、「雷」、「洪水」、「火山の噴火」、・・・と、どんどん知ってることを発言してくれます。

災害って例えばどんなもの?の例(42秒)

このとき、大事なことは、「子どもたちが話してくれたこと」を素材に、話しやすい雰囲気をつくっていくことになります。「大きな声で復唱する」、「明るく肯定する」、「思いついたこと話していいよ」と、子どもたちが喋るたびに「講師自身が喜ぶ」と、「この人、話すと喜ぶ人だ」→「話してもいいんだ」と認識してくれるような気がしています。

このようなかたちで30分、飽きさせず、でも 地域防災 の重要性は伝えつつ、お話させて頂きました。

防災トランプを始める前のお約束

普段あまり生活の中で話さない防災を、生活に取り入れるための一歩として防災トランプを開発しました。
せっかくの授業ですので、「防災トランプで遊びました、楽しかったです。」だけで終わらせてしまってはもったいないです。
そのため、トランプを楽しむ以外に2つの約束をしてもらっています。

1つ目の約束(耳のそばに手をあてながら)
「他の人が話をしている時は『しっかりと聞くこと』。そうすれば自分の話の時も『しっかり聞いてもらえます。』」

2つ目の約束(ふせんを手に持ちながら)
「話した内容を思い出せるように『メモを取ること』。楽しくなると何話したか忘れてしまうから、メモをしましょう。ふせんはたくさんあります。なにか1つでも良いから、授業が終わった後、家に帰ってから工夫してみたいと思うことが見つかったら拍手です。」

といった感じで呼びかけて、子どもたちに協力してもらうよう促します。

実演から教える

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まずは全体で実演

一つのテーブルをみんなで囲んで「実演する」時間を取りましょう。
子どもたちに対する導入は、手札を取る動きのある「(防災)193」で遊ぶことを推奨しています。緊張がほぐれてきた段階でみんなが知っている「(防災)ババ抜き」に移行するといった流れです。

全体に見せてから個別にフォローする

慣れているプレイリーダーだと「防災193」の説明は約7分程度で終了します。協力者を事前に募る、指名しておくとスムーズです。講師自身が入らないで4名1組を実演プレイ協力者として選び、その他の人は実演プレイを見てもらい遊び方を覚えてもらいます。
なるべく見える位置に全員を配置することが望まれますが、人数が多くなってくるとそれも叶いません。その場合は、ある程度の人数が見える位置にきたらスピード感を持って仕切り、どんどん説明し始めてください。で、合間に「わからなかったら後で個別にまわるし、わかった人が教えてあげてね。」と声かけをしていくといいと思います。
今回はプレイリーダーが1名、事前に遊び方を知っているボランティアさんが10名程いたので、その方たちにサポートをお願いしました。

防災トランプ体験

防災トランプの特長の1つとして、「自分の体験談が話せる」ことが挙げられます。防災は何も災害に備えるだけではなくて、むしろ防災というテーマを手段にして、他者とコミュニケーションを取り、自身の体験をみんなの経験に変え、価値観を変容し、具体的な行動に結び付けていく。そうした習慣を自身に備えさせるきっかけをつくるものとして位置づけています。このあたりについては、「体験を経験に変える防災トランプ(近日公開予定)」というタイトルで近々記事を書きます。
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まずはジャンケン。

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防災193。

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保護者も交えて防災ババ抜き。

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1枚のカードに書かれたお題から真剣に話す。

トランプが始まると、各々が自分たちのペースでプレイし、楽しみながら話を始めます。この状態になると、よっぽどふざけない限りは特別な対応はいりません。
各グループの様子を見ながら、フォローして回るときに、ルールの確認と「危険や困ったことについて具体的な話はできているかなー?」と声をかけて回っています。
この時の持ち時間は約45分で、大体15分ずつくらいに区切り、防災193、防災ババ抜き、防災神経衰弱をそれぞれプレイしました。

グループ別に発表

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時間になったら、プレイを中断し、発表準備をしてもらいます。大体5分程度です。

子どもたちにとって人前で話すことは誰もが緊張することです。せっかくの良い話、みんなに共有したい!ということで改めてグループごとに代表を決めて発表。
代表の子が話したら、ポイントを復唱し、補足話を簡潔にして、「発表ありがとう!」と拍手を促すようにしています。発表の緊張や不安に対して、参加できたことを実感できると嬉しい気持ちになりますからね。

防災ストーリーと感想

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子どもたちのお話しメモを頂きました。もう、これ宝物ですよね。

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子どもたちの感想①

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子どもたちの感想②

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子どもたちの感想③

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子どもたちの感想④
やはり、「楽しかった」が多いですね。ありがたいことです…。
そして、楽しかったという中に防災への言葉が含まれていることに、これからの地域防災に将来性を感じます。

「ちいきぼうさい」の意味

子どもたちに「ちいきぼうさい」って何となくわかった?と聞いてみました。
男女一人ずつ話してもらったところ・・・

大きい地震があったときに、お互い知らないと助けられないし助けてもらえない。でも、ふだん学校行って帰ってくるだけじゃお互い知るときがないから、みんなでできるトランプとかでお互い知って話して、いざというときに助けあうことを大事にしていきたい。
小学校6年 男の子

犯行予告があったというカードを見て、今、イスラム国とかアメリカのワシントンにテロを予告してます。わたしたちは、それをちゃんと知って、知らない人に教えてあげて、もしかしたら自分たちもねらわれるかもしれない。そうしたらちいきのひとたちでテロがおこらないようにしていく、そういった話し合いをひごろからしたいと思いました。
小学校6年 女の子

どちらの子も十分すぎる理解をして、自分なりの言葉で表現していたので驚きました。@@;

先生からの嬉しい言葉

南小学校は有史以来はじめて外部の方を招いて防災の授業をやりました。福本先生の話から、防災って地震や台風や津波などの自然災害だけじゃないんだよ。ってことが学べたと思います。
身の回りの危険ってみんなもいっぱい話せたよね。
これから先、いろんな危険をみんなは体験します。先生も体験します。もっというと困ることってたくさんあると思います。
でも、普段から今日みたいに楽しくみんなで話し合ったら、みんなで乗り越えていけると思わない?

こんなことをサラリと言えてしまう先生に普段から教われて幸せな子たちだなと思いました。
普段から子供たちの伸びる方向に引き出してあげているんでしょうね。
 

ボランティアさんたちの感想

子どもたちがあんなに喋れることに驚きました。学年ごとに話し方なども違うし、なにより私自身の勉強にもなりました。普段こんなこと考えない。

普段、情報は入ってくるけど、自分のこととして捉えられなくて、こうやって話の場を設けると、どこかで役立てられるなと思いました。

子どもがメモ書いていて「地域のみんなと仲良くしたい」と書いていて驚いた。こっちが何も教えたわけじゃないのに、すごいなと感心しました。私も仲良くしないと。

帰ってから家の中で防災の話が出るだろうなと思いました。親の方も子どもにあれこれ教えられるチャンスだと思いました。すごい。

ボランティアさんたちにとっても、おひとりおひとり心の栄養になったというか、プラスに捉えて頂けたようで本当に嬉しいです。
これからもこの地域の防災を支え、防災をテーマにしたコミュニケーションを促して頂ければと思います。
ちょっと話題がそれますが、こうした取り組みについて僕は「防災教育」という言葉ではなく、「防災エデュケーション」という言葉を使うようにしています。エデュケーションはもともとラテン語を語源として、「子どもの資質を引き出す行為」という意味を持ちます。こと防災においては、教育だけですと教育者の思想が入り、想定外に対応できなくなる可能性があると考えています。そのため、個人が自ら状況を把握したり、適切な判断をしようとしたり、と「能動性」を引き出すことに重きを置いて「防災について話し合う場づくり」に取り組んでいます。

上毛新聞に掲載されました

当日の様子が上毛新聞(神奈川県で言う神奈川新聞)に掲載されています。

Your Action

防災トランプを活用した、 防災の授業を楽しく 実践する方法として、活動報告を兼ねて記事を書いてみました。
まだまだ全国各地に「世代をこえて防災について楽しく話し合う場づくり」の取り組みの輪を広げていきたいと思います。
大事な取り組みだなと思っていただけた方は是非、

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  • 自治会・学校・行政・社協の防災担当者に本記事をご紹介頂く

等々、アクションしていただけると本当に嬉しいです。活動をご一緒にできる人は是非お声かけください。
福本塁ってどんな奴?と聞かれたらプロフィールページがありますのでそちらをご覧ください。
今後も地道に頑張りますので、ご支援の程、宜しくお願いいたします。

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福本 塁
1982年生まれ。3児の父親。「防災トランプ」開発者。神奈川わかものシンクタンク代表理事。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程。日常の会話になかなか出てこない「身近な危険」や「災害」について個人の体験談や考えを、楽しく、世代をこえて話し合う場をつくる活動を行っている。
福本 塁

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