生活クラブ生協神奈川が主催する第23回キララ賞(かながわ若者生き活き大賞)を防災トランプを含む取り組みが受賞しました。
地域を生き活きとさせる活動、人と人のつながりを豊かに生み出す活動、未来を切り開いていく活動など、オルタナティブな生き方を模索している若者を発見し、応援する活動です。自薦・他薦で応募を受け付け、選考し、毎年2件の個人または団体に「キララ賞(かながわ若者生き活き大賞)」と「副賞50万円」を贈呈している活動です。
防災トランプの開発者である福本塁の取り組みが受賞対象であり、「多様な防災教育活動を通じて災害に強いまちづくりを目指す若者」という題で、エントリーされ、以下のような受賞理由を頂いております。
あなたは誰もが親しめる「トランプ」で、防災知識の普及と人々の関係作りを進めてきました。
「防災トランプのはじめて教室」では若いプレイリーダー中心に多世代交流を促すなど、楽しく、分かりやすい地域防災のあり方を伝えています。
また役場や消防署、自治会とも協働し、具体的な避難行動を検証するなど、実践的なアイディアと行動力を評価します。
「災害時に個人がいる場所、置かれている状況はひとりひとり異なる」という前提のもと、「自分に必要な防災訓練を考え実践すること」、「ご近所さんでお互い助け合えるようになること」を課題に、解決の一歩として「防災トランプ」を開発しました。
それを活用して、世代をこえてトランプを楽しみながら防災をテーマに個人の体験談や考えをシェアする場づくりを様々な地域で行ってきました。
多くの人がこうした場づくりに参加するとともに、参加者はトランプを楽しみながら防災について能動的に考える機会を継続的につくり出しています。
また、場づくりを担える人材として、プレイリーダーを育成することで、様々な地域への展開と定着を可能にし、災害に強いまちづくりに寄与しています。
神奈川新聞 2014年02月02日
FMさがみ 2014年04月02日
2014年2月10日に、開発者の福本塁がかながわ若者生き活き大賞の受賞を受けて黒岩神奈川県知事への表敬訪問を行い、防災トランプを1部進呈させていただきました。
防災の学習スタイルを「楽しく遊び学べる」に変えていくアプローチを神奈川発で国内外に展開していければと思います。
黒岩県知事からも激励頂き、今後の活動も地に足つけて着実に取り組んでいきたいと思いました。
参考:黒岩日記
2014年3月6日に、開発者の福本塁がかながわ若者生き活き大賞の受賞を受けて愛川町長への表敬訪問を行い、防災トランプを1部進呈させていただきました。
地域の防災訓練については、神奈川わかものシンクタンク発で町の事業を提案し採択されました。
防災トランプは個人の防災訓練として生活目線からさまざまな危険を考えるアプローチとしています。
災害時にみんなが一緒にいるとは限らないため、「誰か」や「何か」に依存する防災は限界があります。
少しでも自分から始められる防災を過去の体験や他者とのやりとりをもとに増やしていければと思います。
森川町長からも激励頂き、今後の活動も地に足つけて着実に取り組んでいきたいと思いました。
福本 塁
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